事務職は専門性が身につかないな…
こう悩み始めたのは、入社して半年〜1年ぐらい経ってからのことでした。
1年経てば事務職にも慣れてくる頃。
事務職に慣れてくる一方で
と気がつきました。
今のご時世、なんらかの専門性や手に職があると安心です。
転職なんて当たり前ですし、会社が守ってくれる時代ではなくなりました。
それに、多くの時間を費やしているのに専門性が身につかないなんて人生の無駄遣いな気がします。
【今の会社を出ても、同じ条件で働ける専門性はお持ちですか?】
と、過去の私は悩んでいました。
転職するほどやりたい仕事もないし、他社で通用する専門性もない。
好条件で転職できる保証もない。
答えの出ない悩みに翻弄される毎日です。
ですが現在は【事務職は専門性が身につかない】から解放されました!
そこで今回は、私の経験に基づいた具体的な対処法についてご紹介します。
- 事務職は専門性が身につかない残念な3つの理由
- 専門性を身につけた即できる対処法5ステップ
私の実体験や採用担当者の声から分析したことも併せてご紹介します!
事務職が専門性が身につかないことに将来の不安を感じているなら参考になるはずです。
事務職は専門性が身につかない残念な理由3選
事務職は専門性が身につかない残念な理由は大きく3つあります。
- スキルより正確性が求められているから
- 業界の知識がなくてもできるから
- 単調作業になりがちだから
ひとつずつ詳しく見ていきますね!
理由1:スキルより正確性が求められているから
事務職は専門性が身につかない理由のひとつ目は、スキルより正確性が求められるからです。
事務職の仕事の代表例として、データ入力があります。
- あるデータを渡される
- エクセルやワードの決まったファイルに入力
この作業に特別な専門性は不要ですね。
扱うデータ自体は、事務職以外の誰かが作ったものである場合がほとんど。
文字が打てさえすれば誰でもできるところを事務職が担当しています。
ちなみに入力したデータは何に使われるかというと…
- 売上報告
- 自社サービスの説明資料
- 来期の営業施作
- 交通費の精算
- 備品発注
などなど、数字のミスが大きく影響するものばかり。
渡されたデータ自体が間違っていた場合を除き、入力作業で誤ってしまうと大変です。
会議で使う備品を立て替え、数百円多く自分の給与口座に振り込んでしまったことがあります。
すぐに気がつきマイナス伝票を作成しリカバリーできましたが、伝票作成が二度手間です。
もしこれが社外宛や別の同僚であればそう単純には終わりません。
このことからも、事務職は専門性より【ミスなく!正確に!】が大切なことがわかります。
理由2:業界の知識がなくてもできるから
事務職は専門性が身につかない理由のふたつ目は、業界の知識がなくてもできるからです。
学生時代の友人と仕事の話になった時に、特にそう感じました。
- 貿易事務
- ゼネコンの施工管理業務
- 広告業界の営業
- 印刷業会の営業
- 口腔外科医
- メーカーの企画管理
などなど、各分野の業界知識や専門性が自然と身についていて羨ましかったです。
事務職だった私は、業界のことや専門性に関して話せるネタがほぼありませんでした。
例えばゼネコンの施工管理の仕事をしていた友人Mちゃんの話。
Mちゃんのように新しいモノを作るような仕事は、業界全体の動向や知識などの専門性が必要です。
一方で事務職は、業界の知識がなくてもこなせます。
例えば、
これら事務職の仕事は、業界の知識があるかどうかは関係ありません。
周囲を見渡しても、事務職をキーに他社に転職した例はないです。
業界に詳しかったり、専門性がある同僚も皆無でした。
事務職は事務職でも、
- 貿易事務
- 経理事務
- 法務事務
- 労務事務
であれば専門性や業界知識が自然と身にきます。
なぜなら業界の知識や専門性がないと仕事が進まないからです。
私が就職した”金融系の一般事務職”は、専門性や業界知識はほとんど身につきませんでした。
理由3:単調作業になりがちだから
事務職は専門性が身につかない理由の最後は、単調作業になりがちだからです。
事務職の性質上、やり方が決まっている単調作業がメインになります。
- データ入力
- ファイリング
- コピーとり
- 会議室の予約や備品手配
- 電話の取り継ぎ
- 郵便物の仕分け
これらに共通することは、自主的に考えて何かを生み出すものではないということ。
何かを生み出すためには業界の知識はもちろんのこと、専門性がないと先に進みません。
例えば私の父は、某ゼネコン企業で現場監督をしており専門性に優れていました。
ちなみにゼネコン企業の事務職は、このことを知っているのか聞いてみました。
やはり事務職=単調作業がメインというのはどこの業界・会社でも共通のようです。
事務職の単調作業については、こちらの記事でより詳しく説明しています。
\\単調作業でやりがいがない!と感じるあなたへ//

事務職が向いている人はこんな人!もズバッとご紹介
事務職はやりがいがない…その原因の一つが単調作業です。
単調作業がどうしてやりがいに繋がらないのか?実体験をもとに説明しています。
採用担当者がこっそり教える事務職の専門性についての見解
事務職の専門性について採用担当者の声を拾ってきました。
採用担当者が言うので『事務職=専門性が身につかない』は本当です。
それでも事務職が人気な理由もこう述べています。
事務職は専門性が身につかないことについて、すごくリアルな声ですよね。
専門性を身につけるため即できる対処法5選
事務職をやりながら専門性を身につける対処法を5つまとめました。
- 改善できることを探す
- 仕事の意味を考える
- 異動願いを出す
- 副業を始める
- 転職エージェントに適職相談をする
専門性が欲しくても、いきなり転職したり職種転換をするのは大変ですよね。
今のままで専門性を身につける即できる方法をお教えします!
私が実際に行った方法なので『事務職は専門性が身につかない…』とお悩みであれば役に立つはずです。
1:改善できることを探す
事務職をやりながら専門性を身につける対処法のひとつ目は、業務上の改善点を探すことです。
事務職の専門性が身につかない理由みっつのうち、
- 単調作業になりがちだから
- 業界知識がなくてもできるから
に着目します。
このふたつを逆手にとって、業界知識がなくてもできる範囲で、いつもの単調作業を見直してみましょう。
例えば、データ入力ひとつとっても発見はたくさんあるはずです。
- より効率的に入力作業を終わらせる方法
- 作業後は誰の手に渡るのか?
- 作業後は何に使われるのか?
- 1〜3を踏まえた上で削減できる箇所はないか
- 入力シートは見やすいか
- そもそもこの作業は必要か見直す
より良くするには?の視点で見つめ直すと色々出てきますね。
他にも定例業務で改善点をあぶり出すと結構出てきますよ!
と掛け合えば最初からNGがでることはないはずです。
上司や同僚に難色を示されたら、事前に調べたことを使って交渉もできます。
といった聞き方をすれば、
と、一目置かれることでしょう。
『事前に調べる』という行動も発生するので、単調作業をしていた時より知見も広がります。
まずは手元のルーティンワークの中で、改善できることはないか探してみましょう!
2:仕事の意味を考える
事務職をやりながら専門性を身につける対処法のふたつ目は、仕事の意味を考えることです。
同じ事務職でも『あの人に聞けば間違いない!』っていう圧倒的な信頼感がある人っていませんか?
実は前職場で、お手本になる事務職の女性がいました。
- 何を聞いても答えが必ず返ってくる
- 自分がわからなければ誰に聞けばいいかヒントもくれる
- 仕事のミスも少なくテキパキしている
- 人に仕事をお願いするのもうまい
- 上司や同僚から圧倒的な信頼を得ている
その女性は10年私より先輩なので、現場経験に差があるのは仕方ありません。
しかしその先輩の仕事ぶりを観察してわかったことがあります。
単純なことでも、この作業の目的はなんだろう?と意識するだけで見える世界が激変です。
データ入力ひとつ取っても、その目的やその人が担当している理由など必ず意味があります。
私も真似して意味を考えながら、時には調べながら作業することで以前より専門性が身につきました。
事務職は専門性が身につかないという状態から抜け出せるかもしれません♪
3:異動願いを出す
事務職をやりながら専門性を身につける対処法のみっつ目は、異動願いを出すことです。
事務職は専門性が身につかないのは、部署の空気が原因かもしれません。
実際私も、2部署を経験し専門性も部署次第だなと感じることがありました。
新卒で配属された部署は、一般事務がメイン業務。
しかし異動により配属された企画系の部署では、仕事の範囲がかなり広がりました。
- 社外の打ち合わせへ出席
- 社外担当者と直接交渉
- お客様へ商品の説明
- 商品のホームページ作成
- 商品パンフレットの作成と校正
- パンフレット印刷業社との交渉
などなど、専門性を鍛えるにはうってつけの環境です。
それまでの一般的な事務仕事では、近くの同僚や手元の紙だけが相手でした。
しかし異動先の部署では、取引先や他部署と連携することが日常茶飯事。
おかげで自然と業界や商品の知識が増えていきました。
この部署での経験が、業界知識や専門性を高めてくれたことは間違いないです!
もし可能なら、他部署の事務職の仕事をリサーチするといいでしょう。
できそう、もしくはやりたい仕事があれば異動希望を出してみてはいかがでしょうか。
それが難しい場合は、上司や信頼できる同僚に相談するのもいいですね!
空いているポストの情報が聞けたり、人事権を持つ担当者へ取り次いでもらえるかもしれません。
4:副業を始める
事務職をやりながら専門性を身につける対処法のよっつ目は、副業を始めることです。
今まで紹介した方法のどれも叶わなそうなら、副業をこっそりやってみてはどうでしょう。
- WEBライター
- ブログ・アフィリエイト
- ハンドメイド作品販売
- せどり
- 動画編集
- 家事代行
- 覆面調査
- 化粧品モニター
- アンケートモニター
- 不用品販売
ここに上がっているものでなくても、あなたが得意とすることや趣味の延長でお金が稼げそうなことがあれば挑戦することをおすすめします!
副業が本業になることもあります!
やったことがないものでも、少しでも興味があれば意外と面白いかもしれません。
副業が軌道に乗ると、本業の事務職で専門性が身につかないことが気にならなくなります。
むしろ固定給をもらいながらできるから、安心して副業に取り組める♪
WEBライターを始めた経緯の詳細は↓の記事でお読みいただけます。
5:転職エージェントに適職相談をする
事務職をやりながら専門性を身につける対処法の最後は、転職エージェントに適職相談をすることです。
ならぜひ実践してください!
転職エージェントへ登録(無料)すると、担当アドバイザーと無料で面談できます。
今後の仕事・転職に関する知識や客観的なアドバイスはとてもありがたいです。
- 今までの担当業務から○○が適職!
- 今は転職しなくても良さそう
- その代わり■■で下準備を進めましょう
- ○○社の△△という仕事も事務職が活かせます
- 今の会社の条件はかなりいい方ですよ
- もっといい条件で働ける場所があります
などなど、プロからのアドバイスはまさに目からウロコ!
まとめ
事務職は専門性が身につかない残念な理由みっつと、即できる対処法5選をご紹介いたしました。
もしあなたが事務職は専門性が身につかないことでお悩みなら、ご紹介した対処法をぜひお試しください!
今より少しでも仕事に前向きになれれば嬉しいです。
試した結果、どうしても今の会社や事務職では明るい未来が見えない…ということであれば転職エージェントへ相談することをおすすめします。
\\プロからの客観的なアドバイスを受ける//
※登録や相談に費用はかかりません
あなたの適職や今の求人状況など、疑問にズバッと回答してくれます。
アドバイス結果が今の職場でキープすることになっても、どうしたらいいかわからない状態よりは一歩前進ですよね!
ひとり悶々と悩む状態から、明るい未来へ手を引いてもらいましょう!